July 25, 2009

2009年6月 公開講座 その2

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■2009,6,28(日)

■テーマ;「偽満州国建国を考える」PART2

=「9・18事変(柳条湖事件)」の真実を検証する=

■講 師;梶村 晃さん NPO東アジア交流学院 九州・沖縄平和教育研究所

■場 所;NPO東アジア交流学院 久留米事務所

■要 旨;その2

三、関東軍(山海関の東の地域を担当)=満州軍

 ・満鉄鉄道守備隊15,000人が、終戦時には1,000,000人!・・・?へ

 ・関東軍特別演習(ノモンハン事件)参謀;辻正信、服部卓志郎、長勇

四、政治機構

 ・1932年3月建国時の満州帝国政府組織

 ・満州帝国組織法=大日本帝国憲法

五、産業(重工業・農業)と移民(155万人の日本人)

 ・満鉄;多角経営の巨大コンツェルン

 ・鮎川義介;日産財閥 岸信介;通産大臣兼副首相(児玉嘉夫は部下)

 ・農業;開拓団27万人=武装農民(長野県・熊本県)死亡78,500人

 ・満蒙開拓青少年義勇軍

六、事件・用語・都市(地名)

 1、ノモンハン事件、731部隊、平頂山事件、ソ満国境、文化政策

 2、引き上げ、残留、万人抗、強制労働(日本へは4万人)

 3、新京(長春)、奉天(瀋陽)、旅順、大連、ハルピン、ハイラル

※後半(その2)は、要項にとどめている。詳しくは、次回7月26日の公開講座で・・・

  

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July 12, 2009

2009年6月 公開講座 その1

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■2009,6,28(日)

■テーマ;「偽満州国建国を考える」PART1

=9・18事件(柳条湖事件)の実態を考察する=

■講 師;梶村 晃さん NPO法人東アジア交流学院 九州・沖縄平和教育研究所

■場 所;NPO東アジア交流学院 久留米事務所

先月の公開講座は、高尾 翠さんを招いて「天皇の軍隊と平頂山事件」とのテーマで、平頂山事件の実相を検証しました。高尾さんの父親が南満州鉄道の職員であり、自らも中国・大連で生まれ育った中でこの事件に関心を持ち、事件の真相を究明されています。

今回の公開講座はその研究を受けて、かつて大日本帝国が中国に対してどのように侵略をしていったのかを、梶村さんに講師として来ていただき追求して見ました。

■要 旨;

●「満州帝国=偽満州国」とは?

一、満州事変(9・18事変) 1931年9月18日

1931年9月18日22時20分頃、奉天(現在の瀋陽)駅の北近郊約8kmの柳条湖で、南満州鉄道(満鉄)の線路が爆破された。その当時、満鉄守備の名目で配備されていた日本の関東軍は、これは中国側の仕業であるとして、ただちに軍隊を出動させ、隊内に秘匿されていた24センチ榴弾砲を奉天城や北大営の中国軍陣地に打ち込むなど猛攻撃を加えた。これがいわゆる柳条湖事件といわれるもので、9・18事変(満州事変)の始まりである。

日本国内では、19日に閣議が開かれ事件不拡大の方針が決定され、同日夕刻には関東軍司令部には不拡大の制止命令が入った。しかし、関東軍は21日には、吉林に出兵し奉天方面をわざと手薄にして朝鮮軍の出動を誘った。本庄繁関東軍司令官は18日事件直後に、林鉄十郎朝鮮軍司令官に来援の要請をしている。

関東軍は吉林出兵と同時に、さらに朝鮮軍の派遣を要請している。林司令官は、中央から越境差止めの命令があったにもかかわらず、21日ついに独断で朝鮮軍を越境出兵させた。そのことで彼は、越境将軍と呼ばれることになった。

22日の閣議では、これらの現地の状況を追認し、正式に朝鮮軍の派遣を決め、戦費の支出を決定した。政府が当初不拡大方針を決めておきながら、現地の軍部の独断的な行動に引きずられていったことは、その後の日本を戦争拡大への道を歩かせることになった。

であるから、正式な宣戦布告をしないまま実質的な戦争状態が続いていくことになったが、戦争となると国際法上不利益になると考え、満州事変と呼ばれることになったのである。

二、満州国建国 1932年3月1日(建国宣言)

1932年3月9日、溥儀(プーイ)執政に就任。溥儀は非常に不満であった。そのため1934年3月1日、皇帝に即位する。溥儀にとっては、三度目の皇帝即位になる。彼は、1945年8月まで名目上の満州国皇帝となった。

建国した後、策定された満州帝国組織法(憲法ではない)を見てみると、大日本帝国憲法に酷似しているのがわかる。実際に満州国は、政府の要人の半数以上を日本人が占めるというまさに日本の傀儡(カイライ)国家であった。

その後、日本の資本は続々とこの国に進出し、植民地的支配の本性を露骨に示した。

柳条湖事件以来、東北地方の各都市を占領した日本軍に対し張学良は、不抵抗の方針をとり、一部に抗戦はあったものの撤退を続けていた。それはここで抗日に戦力を消耗させると、国民党政府における張学良自身の地位が失せる恐れがあると考えたからである。

一方、中国を代表する蒋介石は、中国共産軍とまさに死闘を演じており、日本との戦闘は望まず外交的に解決しようとこの問題を国際連盟に提訴した。日本はこの提訴に対して当初、日本軍の出動は治安維持のためである、目的が達成されればすぐに撤兵するとして、国際連盟の了解を取り付けた。

しかし、各国は、日本の戦域が拡大するにしたがい不信感をつのらせ、リットン調査団の派遣を決定した。調査団は、翌年(1932年)2月から6月までの間に、「満州」をはじめ中国各地や日本を訪れ、報告書を9月の国際連盟に提出した。

リットン調査団が派遣される決定が行われる前に、「満州」に対する世界の注目をそらすため上海事変(1932年1月)を起こしたりした。そして、清国廃帝となった宣統帝溥儀を担ぎ出し「満州国」建国となったのである。

リットン調査団報告書は、国際連盟で審議されることになり、それは日本が国際連盟を脱退するきっかけとなり、国際的孤立化、日独伊軍事同盟、そしてファシズム体制へ突入していくことになった。

※「戦争と平和を考える暦」柳条湖事件;九州・沖縄平和教育研究所 参照

次回の公開講座(7月26日)では、さらに「満州国」の実態に迫ってみます。

 

 

 

 

 

 

 

  
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July 10, 2009

初級中国語・韓国語教室 福岡(薬院)教室のご案内

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■2009,7,9(木)

■初級中国語・韓国語 福岡(薬院)教室のご案内

NPO東アジア交流学院は、2004年5月に特定非営利活動法人(NPO法人)東アジア交流学院として久留米で発足しました。そして、古代史の歴史講座や中国・韓国への青少年交流の旅など数多くの事業を展開してきました。現在、古代史や近現代史を中心とした公開講座や中国語・韓国語などの語学教室、馬頭琴・中国剪紙などの文化交流教室を開催しています。

今後、東アジア地域での交流が広がり深まることをふまえて、福岡市に新たに事務所を開設しました。福岡事務所は、西鉄薬院駅から徒歩1分という交通利便のよい場所にあります。つきましては、NPO東アジア交流学院主催の中国語・韓国語教室(いずれも会話が中心)での語学習得や文化交流に参加される方を募集しています。

これを機会に、中国や韓国に興味・関心をもってある方が多数参加されることを期待します。

   NPO東アジア交流学院 学院長;内倉 武久

●概 要;

■初級中国語教室;月4回・毎月火曜日開催(第5週は、原則休み)

   時 間;18:30〜20:20(50分×2)

   講 師;顧 紅英(久留米大学・大学院博士課程)

■初級韓国語教室;月4回・毎週木曜日開催(第5週は、原則休み)

   時 間;18:30〜20:20(50分×2)

   講 師;帖ゞ箏鼻糞徇永涜膤悄β膤惘―せ硫歡)

※費 用;4,000円/月(6ヶ月分前納)

※募集人員;12人(少人数学習)

※連絡先;特定非営利活動法人(NPO法人)東アジア交流学院事務局

 〒810−0004 福岡市中央区渡辺通2−4−20 パール福岡705号

 E-mail;higuetado@yahoo.co.jp または、このブログのコメントへ

 

  
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July 09, 2009

各種教室開催のご案内

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■2009,7,9(木)

■教室開催を応援します

NPO法人東アジア交流学院では、2005年久留米事務所開設以来、語学教室や文化交流のための各種教室を開催しています。毎月一回、古代史や近現代史を中心に、東アジアの歴史講座を公開講座として開催しています。また、中国語・韓国語などの語学教室、馬頭琴教室・中国剪紙教室などの文化交流教室を開催して現在に至っています。

同時に、学院主催以外の教室開催も支援しています。久留米教室では現在、金継ぎ教室とペーパースクリーン版画教室が開催されています。これからも学習や習い事の教室を開催されたい方に、当学院の教室を開放します。これを機会に、教室を開催されて見ませんか?

久留米教室に加えて、今年2009年7月に福岡(薬院)教室を開設しました。福岡での開催をご希望される方も同様に、当学院の各種教室利用規則をごらんの上、事務局へ申し込みをお願いいたします。NPO東アジア交流学院では、語学教室や文化教室を開かれる方を応援いたしたいと考えています。

■連絡先;〒830−0033 福岡県久留米市天神町116 永利ビル2−D

 電 話;0942−35−2849 or 090−3324−9540(田所)

 E-mail;higuetado@yahoo.co.jp or このブログのコメントに書き込み下さい。    

●画像は、福岡(薬院)教室です。

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久留米市日中友好通信VOL,86

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■2009,7,11(土)

★中国映画会に120人!★

===留学生・パンダ倶楽部も応援に!===

7月4日(土)、えーるピア久留米視聴覚ホールで、市日中友好協会主催の中国映画会「雲南の花嫁」を開催しました。映画会には、市日中会員をはじめ、一般市民、中国語関係者、留学生など120人の入場者がありました。

映画上映前に中嶋会長はあいさつの中で、来場者に感謝とお礼を述べた上で「来年は、久留米市と中国・合肥市が友好都市を締結して30周年となり、久留米市で記念行事が計画されています。市日中も行事に参加することになると思うし、市民全体で記念行事を盛り上げていきたい」と意欲を示しました。

中国映画会は、昨年からDVDによる映写となっています。今回はプロジェクターも新しくなり、画像もさらに鮮明になりました。すでに、来年7月3日(土)に中国映画会を開催することが決定しています。

■ご案内(予定)

●7月14日(火) 市ネットワーク会議 14:00〜 市情報サロン

●7月19日(日) 久留米大学留学生総会・海水浴 志賀島国民休暇村

◎8月 8日(土) 久留米市日中友好協会理事会 10:00〜 市情報サロン

◎9月27日(日) 平和講演会 13:00〜 サンライフ久留米大会議室

久留米市日中ホームページ(blog)

久留米市日中友好協会;http://kjcfa.blog46.fc2.com/

 

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July 08, 2009

久留米市日中友好通信 号外

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■2009,7,4(土)

★「平和講演会」のお知らせ★

■日 時;2009年9月27日(日)13:30〜(開場13:00)

■場 所;サンライフ久留米 大会議室

■講 師;中村 元気さん (現在;福岡県日中友好協会 顧問・元平和フォーラム代表・前福教組委員長)

■テーマ;15年戦争の始まりを考える 「なぜ柳条湖事件は起きたのか?」

主催;久留米市日中友好協会

今回の平和講演会は、「日中間の歴史的事実を明らかにする活動」の一つで、日中両国・人民の相互理解が深まり、日中友好がさらに前進するために開催するものです。

●満州事変(9・18柳条湖事件)とは?

1931年(昭和6年)9月18日の夜、関東軍は瀋陽近郊の柳条湖で南満州鉄道を爆破した。それを中国側の仕業だとし、瀋陽の中国軍を攻撃した。当時の国民党は「絶対に日本軍に抵抗してはならない」と命令を下し、同時に山海関以南に撤退した。

日本軍は9月19日、瀋陽を占領した。さらに吉林省、黒竜江省にも侵入し、1932年1月には、東北三省(遼寧・吉林・黒竜江)のほとんどを占領した。

※久留米市日中友好協会への意見・要望は、下記までお願いします。

 FAX専用;0942−78−7055

 BLOG;http://kjcfa.blog46.fc2.com/

 

  
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July 03, 2009

久留米市日中友好通信VOL,85

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■2009,6,27(土)

★「雲南の花嫁」中国映画会せまる!★

===中国映画「雲南の花嫁」上映会!===

恒例の中国映画会は、来月7月4日(土)にえーるピア久留米・視聴覚ホールにおいて、午後1時半上映開始で開催します。※開場は午後1時です。

会員のみなさんを始め、友人知人に呼びかけられてのご参加をよろしくお願いいたします。

===新型インフルエンザの影響大!===

新型インフルエンザの流行により、国際交流事業に大きな影響が出ています。7月末に予定されていた、「合肥市小学生サッカーチーム」と8月初旬予定の「合肥市中学生友好代表団」の来日(久留米訪問)が中止となりました。

また、8月中旬出発予定の「合肥友好大使」の中国訪問も中止となりました。非常に残念なことです。久留米市日中では、9月中旬に「平和講演会」を計画中です。ご期待下さい。

■ご案内(予定)

◎7月 1日(水) 福岡県日中友好協会理事会 13:30〜 福岡市庁舎

◎7月 4日(土) 中国映画会;市日中主催 13:00〜 えーるピア久留米

◎7月11日(土) 久留米市日中友好協会理事会 10:00〜 市情報サロン

●7月19日(日) 久留米大学留学生会定期総会・海水浴 志賀島国民休暇村 

  
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July 02, 2009

2009年度 第6回定期総会

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■2009,4,26(日) 10:00〜

■NPO法人東アジア交流学院 2009年度 第6回定期総会

■場所;NPO法人東アジア交流学院 久留米事務所

4月26日(日)、久留米事務所において、第6回定期総会を開催した。今回は、NPO法人(特定非営利活動法人)東アジア交流学院として五周年にあたる記念すべき年度にあたる。

国際交流を中心に、古代史や近現代史の公開講座、中国語や韓国語の語学教室を開催して、ある程度の実績と経営のノウハウを持つことができたと考える。また、会員も久留米を中心に佐賀県や熊本県にも広がりを見せている。

総会は、2008年度の事業の総括と決算、2009年度の事業計画と予算をそれぞれ審議し可決した。そのなかで、今年度の五周年記念事業として、2月の理事会で決定していた福岡事務所の開設が大きな議題となった。

事務所の維持費など、NPO法人としての手に余るのではないかとの不安な意見もあったが、将来において東アジア域内との交流の拠点を確保することと、古代史のシンポジウム開催に向けた準備のためには福岡に事務所を構えて取り組みを進めていくことで承認を得た。

総会後は、恒例の昼食懇親会を開いて今年度の抱負を懇談した。

 

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July 01, 2009

2009年5月 公開講座

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■2009,5,24(日)

■テーマ;「天皇の軍隊と平頂山事件」

 ===平頂山事件の真相を検証する===

■講 師;高尾 翠さん 日中友好協会久留米・筑後支部

2009年度の第1回公開講座は、日本と中国の近現代史に焦点を当てた。第2回、第3回と中国東北部との関係史が続く予定である。そして、8月には現地を訪ねてのフィールドワークを計画している。

高尾さんは、1937年「日中戦争」勃発の年に、「満州(現在の中国東北部)」で、生まれられた。彼女の父は、「満鉄」の職員であった。・・・敗戦の翌年、荷物の一部だけを持って帰国されている。帰国以来、自分が生まれた国・「満州」と日本の国のことを考え続けられている方である。

■要 旨;

●「平頂山事件」とは

1932年9月16日、中国東北地方撫順市の南、約4�にある平頂山集落で住民大量虐殺事件が起きた。満州を事実上日本の植民地とする「日満議定書」が締結された翌日、これを不満とする「反満抗日軍」が撫順炭鉱を襲撃し、炭鉱事務所に放火し、日本人11人が死傷した。

撫順防備を任務としていた守備隊は、この襲撃への報復として、村民を一カ所に集め、数台の機関銃で一斉射撃により殺害し、銃剣でとどめを刺し、遺体にガソリンを撒いて焼却し、最後には崖に爆薬を仕掛けて遺体を埋めて隠滅をはかり、さらに一人の脱出者も出さないための対策として、全部の家を焼却し一村を消去した、とする事件である。

この事件は、問いただされることもなく歴史から消えるはずであった。殺されたのは、老人や子ども、母親、炭鉱労働者などの住民であり、戦争中でもない真昼に起きた出来事である。

●事件を引き起こしたのは

特定の個人だったのか、統帥権を掌る関東軍の独走だったのか、今もって明らかではない。彼らはなぜ、この出来事を跡形もなく消したのだろう。その社会的根拠は何なのか。国の終演後も満州は、幾重もの課題をはらみ、満州を生きたものたちに「五族協和・王道楽土」(日・漢・朝・満・蒙の五民族が協和する理想国)構築の論理を、真理と信じた理由を問い返してくる。

半世紀前、アカシアの木の下で少女の瞳に映っていた日本の支配の実態を、自分に納得のできる形で整理したいと考えた。

 

 

 

 

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